1、 首楞岩义疏注経 寛永9年[1632]刊
(宋)釈子璇撰
10巻・5册“衡门璠玙堂図书”“法隆寺山内北室院蔵书”“清水尚志堂蔵书”等の印あり宋代の仏教书で、禅法の要义を说いた‘首楞厳経’の注釈书首楞厳とは梵语“シューランガマ”の音訳で、意味は“勇者として进み行く者”、すなわち菩萨のあり方を意味する...
2、 金刚般若波罗蜜経注解 写本,明の洪武刊本の覆刻である临川寺版の写本。
姚秦著 鸠摩罗什訳 (明)釈宗泐注
1巻1册“米沢蔵书”の印仏教书巻末に“康暦二年庚申八月日重刊于临川寺”の刊记を写す、明の洪武刊本の覆刻である临川寺版の写本室町末期の写と考えられ、全巻に朱点をほどこす...
3、 仏果圜悟禅师碧岩录 能登総持寺刊本
(宋)釈克勤撰
10巻・9册10巻欠“中山兀生寺”の墨书と“不明印”、“米沢蔵书”の印中国の仏教书で、代表的な公案集“施主栄林総繁菴主”“前総持承天大和尚奉报御恩也”の阴刻刊记があり、室町时代初期の総持寺刊本である元の大徳年间杭州张氏刊本の覆刻...
4、 隆兴仏教编年通论 日本活字印本
(宋)釈祖琇撰
28巻・15册“米沢蔵书”の印中国に仏教が伝来した后汉から五代に至るまでの、约900年间の中国仏教における事迹を编年で记したもの本书は寛永年间の活字印本で、宋版本を覆刻した五山版に基づいたものと考えられる...
5、 釈氏要览 室町末期钞本
(宋)釈道诚辑
3巻・3册“米沢蔵书”の印中国・宋代の仏书で、仏教の故実や名目の简洁な解说书本书は室町末期の钞本と考えられ、后序の前に、习法堂司比丘行妙勤书とあるのは、钞写者の自署であろうか...
7、 科注妙法莲华経 镰仓末期の刊本と考えられ、巻末に元の元贞元年の刊记を刻す。元版の覆刻であろう。
(宋)釈守伦撰 (元)徐行善注
7巻・7册“米沢蔵书”の印末に“天授常住”の墨书仏教书元は1页5行の折本を、8行ごとに切り贴りして袋缀にしている镰仓末期の刊本と考えられ、巻末に元の元贞元年の刊记を刻す元版の覆刻であろう...
8、 虚堂和尚语录 日本活字印本
(宋)釈智愚撰 (宋)釈妙源辑
4巻・7册“东海、禅林风月好恵日野梅抽九仭山精絶沅湘水永流”の印宋の僧、虚堂智愚の言行录、诗偈、文疏などを集めた书本书は庆长元和顷の古活字印本か毎册、米沢禅林寺の开山・九山和尚の蔵书印あり...
9、 人天眼目 室町期写本
(宋)釈智昭撰
6巻・3册“米沢蔵书”の印中国・宋代の仏书で、当时の中国の禅宗五门の要义を集めたもの本书は室町期の写本で、巻末に南宋刊本を覆刻する旨を记した乾元2年正月桂堂琼林の刊语を移写する...