内容简介
1993年に発見された重要な出土文献である戦国期の郭店楚墓竹簡。これら竹簡のに内容は儒家思想が中心であり、本書も「宏観篇」と「微観篇」の二篇構成で儒家部分に重点をおいた研究をまとめる。「宏観篇」は先秦思想史の流れに郭店楚簡を据え、「以人治人」の思想や礼楽美学思想、「情義終始」等重要な儒家思想に検討を加える。さらに思想の歴史的背景や、戦国諸子間の関係性、後世の儒学に及ぼした影響などについて論じる。「微観篇」では郭店楚簡のテキストを中心に、竹簡の配列順序、章節文句の切れ目や解釈、単語の釈読など、詮釈上の具体的な事柄を取り上げる。また出土簡帛資料と現存する文献を互いに照合する方法に関する理論をまとめる。両篇によって郭店楚簡儒書の全体像をうかがい知ることが出来る。台湾学生書局2006年6月出版の大陸版。目次:自序【宏観篇】1.従礼教与刑罰之辯看先秦諸子的詮釈伝統/2.従楚国竹簡論戦国「民道」思想/3.郭店楚簡儒家逸書及其対後世儒学思孟道統的意義/4.以新出楚簡重游中国古代的詩歌音楽美学【微観篇】5.古今文献与史家之喜新守旧/6.郭店楚簡儒家逸書的排列調整芻議/7.読「尊徳義」札記/8.郭店楚簡「成之」等篇雑誌/9.従『楚辞』韵例看郭店楚簡「語叢四」/参考書目