内容简介
本書は、《国家清史編纂委員会・編訳叢刊》の一つ。ロシア帝国のアレクサンドル3世とニコライ2世の時期に運輸大臣、財政大臣、大臣委員会議長及び初代大臣会議議長を歴任したセルゲイ・ユリエヴィチ・ヴィッテ伯爵(1849-1915)の大型回想録の新訳本。第1巻(上、下)の「訪問記」(速記記録)と第2巻の「筆記」(筆記手稿)の二つの部分よりなる。当時に起きた重大な歴史事件(李鴻章のロシア訪問、日露戦争の縁起、ポーツマス条約の締結など)を自身の体験に基づいて記述し、帝政末期のロシア社会と著者の思想を反映する重要な史料である。