内容简介
崔述(号東壁、1740-1816)は、生涯にわたって上古三代関係の史料に整理、考証を加え、前人未到の業績を収めた清代の著名な歴史学者である。崔述の学説や研究方法は、後世の史学とりわけ顧頡剛ら「古史辨派」の形成に極めて重大な影響を与え、20世紀に入り、近代的な学術研究の発展につれて《考信録》など崔述の著述は、上古史や近代学術史の研究にとって欠かせない参考文献となり、未だに学術的価値が高いものと目されている。20世紀の初頭、日本の著名な歴史学者那珂通世の整理・校点を得た《考信録》を含む崔述の19種の著述は、日本で刊行され、崔述の著述の最初の整理本として内外の好評を博した。本書は、その「日本版」を底本とし、下記の19種の崔述の著述を影印収録する。1、《考信録提要》(2巻)、2、《補上古考信録》(2巻)、3、《唐虞考信録》(4巻)、4、《夏考信録》(2巻)、5、《商考信録》(2巻)、6、《豊鎬考信録》(8巻)、7、《洙泗考信録》(4巻)、8、《豊鎬考信別録》(3巻)、9、《洙泗考信余録》(3巻)、10、《孟子事実録》(2巻)、11、《考古続説》(2巻)、12、《考信附録》(2巻)、13、《王政三大典考》(3種)(1)《三大正朔通考》(1巻)、(2)《経伝禘祀通考》(1巻)、(3)《三大経界通考》(1巻)、14、《読風偶識》(4巻)、15、《古文尚書辨偽》(2巻)、16、《論語余説》(1巻)、17、《易卦図説》(1巻)、18、《五服異同匯考》(3巻)、19、《無聞集》(4巻)