内容简介
【中国古代暦法書の江戸時代の注解書の訳注書:前編】郭守敬らによる『授時暦』は、中国古代における最高水準の暦法のひとつであり、明代以降、中国学術界において常に関心を集め、研究されてきた。日本に伝来すると、江戸時代の天文曆算や数学の発展に大きな影響をもたらし、日本の暦法もまた『授時暦』をもとにして制定された。江戸時代の学者は『授時暦』を様々な角度から深く研究したため、関連文献は86種類にも及ぶが、その中でも建部賢弘(1664‐1739)が注解した『授時暦解議』(全六巻:『授時暦術解』二巻・『授時暦数解』一巻・『授時暦議解』三巻)は、日本および東アジアにおける『授時暦』に関する研究では最も緻密かつ深い注解であり、20世紀以降の中国学術界で起こった暦学論争においても本書はとても行き届いた注解とされ、『授時暦』や中国古代暦法を理解する上で非常に重要な資料とされている。ただし、写本であること、暦学は専門的過ぎること、かつ古語で書かれていることなどの理由から、本書は日本においても整理研究がされてこなかった。今回、全六巻のうち、まずは『授時暦術解』と『授時暦数解』の中国語訳と注解を出版し、そのあと続けて『授時暦議解』の中国語訳と注解を出版することとした。今回の内容は以下のとおりである。1.前言本書の背景と紹介2.『授時暦術解』の中国語訳と注解3.『授時暦数解』の中国語訳と注解4.附録『授時暦術解』と『授時暦数解』の原本書影目录一建部賢弘《授時暦解議》研究1.1《授時暦》輸入日本及其和刻本1.2江户時代的《授時暦》注解書1.3建部賢弘的天文暦學業繢1.4《授時暦解議》的傳抄及收藏情况1.5建部賢弘對《授時暦》的暦理分析1.6建部賢弘對《授時暦》推步法的訂補1.7建部賢弘的注解與關孝和的關係1.8關於《授時暦解議》的漢譯二《授時暦解議(數解)》譯注2.1步氣朔第一2.2步發斂第二2.3步日躔第三2.4步月離第四2.5步中星第五2.6步交會第六2.7步五星第七三《授時暦解議(術解)》譯注3.1步氣朔第一3.2步發斂第二3.3步日躔第三3.4步月離第四3.5步中星第五3.6步交會第六3.7步五星第七後記