内容简介
日本江戸時代の漢方医学者多紀(丹波)元簡及びその子息元胤、元簡が30余年をかけて、清代学者朱彝尊の《経義考》の体裁に沿い、編纂した《医籍考》は、下記の4つの特徴があるとされる。1、秦漢時代の《黄帝内経》から清道光年代まで刊行された、1,280余人の医学者が著述した2,800余種の中国古代医書を収載し、20世紀までにその右に出るものがなかった。2、引用した歴代の経史子集、方志稗記は、数千にのぼり、19世紀における日本の漢方医学書誌学(目録学)の高い水準を示している。3、医経、本草、食治、蔵像、診法、明堂経脈、方論、史伝、運気など9つの類に分類し、その方論部分は、更に傷寒、金匱、諸方、寒食、眼目、口歯、金瘡、外科、婦人、胎産、小児、痘疹などの門に細分されており、「辨章学術,考鏡源流」の要旨を得ている。4、考証や論述の素晴しい力量を示している。